• テキストサイズ

Blue【気象系BL】

第3章 誘惑の甘い罠


ニノは硬く尖ったその粒を、

唇で挟んだり、軽く噛んだりしながら、

もう片方も指の先で押して、摘まんで、捻った。



その刺激に、最早立っているのが怪しい俺は、

ニノの頭を抱え込んで喘ぐ...。

「翔ちゃん、感じすぎ❤」

そう笑うニノの息が堪らなくて、
俺はニノを壁際まで追い込んで、

顔の横に両手を着いた。

するとニノは、悪戯っぼい瞳をキラキラさせ、

「やった♪櫻井翔の壁ドンだ(^-^)v」
と笑った。


何も言わず、ニノの顔をじっと見る。

ニノも、黙ったまま見つめ返す。


...........

しばし、見つめあった後。

「風呂の前から、盛り上がりすぎ♪」
とでこぴんしてから風呂場に向かった俺。

「ちょっと~!壁ドンからは、キスでしょ~よ。
盛り上ってたのは、翔ちゃんじゃん!」
そう笑いながら、ニノは俺の後を追ってきた。



こんな、
他愛もないやりとりが、今は愛しい。

先のこととか、
難しいことは抜きにして、

ニノを抱いているときは、
仕事のストレスとか、

潤の悲しい顔も忘れていられた。


/ 794ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp