• テキストサイズ

猫王子と犬平民

第8章 猫王子と夏休み


side


あー疲れた。何であたし、こんな事やってるんだろ。


「おかえり」

『ただいま…』

「…」

『…何?』

「いや、素直だなって思って」

『とりあえずその腕組みやめろ腹立つ』


本当に疲れたかも。あたしに似合わず説教じみた事しちゃったし、何より今日ここに来たんだった。それも朝早く。


『疲れた…』

「…お疲れ様。もう今日の予定は終了した。バスの中で仮眠でもするといい」

『そうさせてもらうよ。赤司、肩貸して』

「!!!」

『え、何。ダメなの?』

「…僕ので良いなら」


バスに乗ると本当にすぐに睡魔が襲ってきた。夢の世界への途中、奈央の嬉しそうな声が聞こえてきた。何言ってるか分かんなかったけど。

あぁ。バレー、したいな…




奈央「~~~~~~!!!!ちょ、!!!アンタ何してくれとん!?メール来たんやけど!!!!!!って…寝てるん?」

「あぁ。少し慣れない事をして疲れたみたいだ」

奈央「慣れへん事?まぁええわ。それより赤司君、そのポジション、良かったな」

「…煩いぞ」



/ 348ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp