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同居人幽霊男

第7章 好きな村雨くんに…


「色咲…」
と小さな声で言うと彼は私を抱き寄せてきた。
(えっ…?)
と思っていると
「俺は…落ち込んでた俺を励ましてくれた色咲が…す、好きだ…」
……
私はあまりの嬉しさにボーッとしていた。
ハッと我に帰り、髪をかき上げ
「わ、私も…実は村雨くんの事好きです…」
と私達はしばらく見つめ合い
「じゃ…俺帰るわ…」
と顔を真っ赤にした村雨くんが玄関のドアを開け帰っていった。

私はしばらく放心していたが、蒼鈴さんがいない事に気がついた。

(あれ…、蒼鈴さんどこいっちゃったんだろ?)
と思いながら料理を作り食べてお風呂に入りベッドに潜ると、村雨くんから好きだと言われた事が嬉しく一人でにやけていると、いつの間にか眠っていた。
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