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黒子のバスケ*Short Stories2

第5章 ボーイズトーク*緑間*日向*今吉


いつもは勝利を掴むために立ち向かう相手と、今日はつかの間の休息ということでくじ引きで決めたチームでストバスをしている。

緑間が「黒子っちと同じチームがいいっス!」と駄々をこねる黄瀬とくじを交換したため、赤チームは今吉・日向・緑間のチーム眼鏡となった。

「あー…木吉のやつ本気出しやがって…。あいつの後出しがこんなに厄介だと思わなかった。」

「やっぱり無冠の五将の名は伊達じゃないっちゅーことや。海常の主将もストバスでも手ぇ抜かんかったな。」

「さすがは全国区のチームの主将ですね。桐皇の桜井…彼のクイックリリースは実際対戦してみるとタイミングを合わせるのに苦労しました。」

先程の試合の話で盛り上がっていると、緑間が公園の外を見て何かに気付いた。

「すみません。少し外します。」

立ち上がり一礼する緑間に二人の先輩が頷く。

「おー。 まだ時間あるからいいぞ。」

「いってらっしゃい。」

にやりと口許に不敵な笑みを浮かべた今吉に首を傾げる日向をよそに、緑間は足取り軽く駆け出していった。
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