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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第10章 われてもすゑに…。


何度も時計を見るけど
進んでない…
まだ寝てるよね…
練習もあるし…

早く夜になんないかな…

練習終わんないかな………

ソワソワする私の手の中で
携帯が震える

蛍くん!?!

【明光くん】

あ、明光くんだった

『もしもーし。どーしたのー。』

〈あからさまに
残念そうな声出すな!凹むし!〉

『え!?ごめん!
ちょっと、なーんだ!って
思っただけで………』

〈思ったんだなー…へー…
兄ちゃん、かーわいそー…〉

ヒィ!ごめんね!正直者で!
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