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【リボーン】空 へ【トリップ】

第8章 07







ディ「ロマーリオ…クッ……テメェ、後で覚えてrンガ!!?」





ディーノからすれば なんと白状な部下だ!! と言いたくなる様なロマーリオに悪態のひとつでも吐き捨ててやろうとするも、いきなり口へ詰め込まれたタオルに驚き言葉にならない呻きを上げる






『挿すことはあっても、刺されることはそうないもんなぁ?気持ち良すぎてイクんじゃねえぞ?スイート…コイツでも噛んでな』






タオルを突っ込んだ張本人であるさんは間抜けな姿のディーノの頬にスルリと指を這わせながら自身の下唇の右端を軽く噛み目を細めた





ディ「(おいおい…この女…なんつーエロい顔しやがる…///)」







さんの艶かしい表情にディーノはゴクリと生唾を飲み込む
頬を這った指が首筋から胸へ下りていくのを感じ、まるで行為に及ぶ前戯の様な高ぶりに襲われゾクゾクする







ディ「ん゛!!?…グッ……」





が、当然
そのエロティカルな手が傷口へとたどり着いた瞬間、襲ってきたのは堪え難い痛み


真っ白な布越しに触れられ 自身の腹の中で引き抜かれようと動き出すナイフが今まで頭の中を支配していた煩悩を一刀両断にする







『力入れんなっつってんだろ!バカ!!って言っても無理か…仕方ねぇな』






女の…ましてや子供のさんの力でよく鍛えられたディーノの体からナイフを引き抜こうとしているのだ



力を入れられれば収縮した筋肉に阻まれてしまう








『ディーノ、ディーノ、私を見ろ…ゆっくり息してみな

そう、ゆっくり』







ディーノは力一杯閉じた瞼を言われるがままゆっくり開く
さんは右手を刺さったナイフに添えたまま、左手でディーノの綺麗な顔に浮かぶ冷や汗をそっと拭い、張り付いた髪を撫でる様に後ろへ流してやる





『ディーノ、ちから…抜いて…そう』






多めの息で囁く様に声のトーンを変え、耳元で呟けば先程拭われたはずの煩悩が蘇ってくる様だ

















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