第7章 選択 【檜佐木ルート】
千歳:すみません、
お待たせしてしまって………
っ、修、兵さん?
どうして…
檜佐木:よう。元気にしてたか?
千歳:……はい。
檜佐木:手紙受け取った…
千歳:そう、ですか…
檜佐木:お前は俺に気を使わせてない…
千歳:え?
檜佐木:俺は優しくなんてないし
優しさに甘えてたのは
いつも俺の方だ…
千歳:そんな事ありません!
霊術院の頃からずっと甘えてたのは
私の方です…
いつも笑顔で無理な事も
聞いてくれてたのは修兵さんです…
檜佐木:もしお前がそう思うなら
それは千歳だからだ…
千歳:私だから…?
檜佐木:千歳が相手だから
優しくなれたし、なんでも
聞いてやりたいと思ったんだと思う
千歳:そんな事…
檜佐木:日番谷隊長の事を
謝るところもお前らしいと思うよ(苦笑)
千歳:あの事は本当に
すみませんでした…
檜佐木:俺は気にしてないさ
俺も日番谷隊長の立場だったら
きっとイライラして何したか
分からねえしな…
千歳:修兵さん…
檜佐木:だから全部
自分のせいとか思うな
千歳:でも…
檜佐木:大切な人に
幸せになって欲しいなら
自分が幸せにならなきゃだめだ
千歳:……
檜佐木:時間がどれだけ経っても
俺はお前がいなきゃ幸せじゃねえ…
千歳:修兵さん…
檜佐木:お前が死んだって聞いた日
俺は…
でも千歳は生きてた…
涙が止まらなかった…
千歳:私やっぱりいろんな人に
心配ばかり…
檜佐木:お前は何も悪くない…
でもお前が戻らないと皆幸せにはならない…
俺はお前がいなきゃやっぱりダメなんだ…
千歳:でも…
檜佐木:俺の中の時間は
あの時止まったままだ…
お前を無理矢理でも
引き留めればよかったんだ…
千歳はぽろぽろと涙を流し始める
千歳:違、う…修兵さんは
悪くない…
ずっと辛、かった…
忘れたかった…でも無理、だった…
檜佐木:千歳…泣くな…
お前には笑っていてほしい…
檜佐木は千歳の涙を拭う
千歳:私が辛かった時に冬獅郎が
支えてくれた…そして大切になった…
でも大切になればなるほど
苦しさも増えていったの…
冬獅郎への罪悪感もあった
でもあの場所へ行くのも
このピアスを外す事もやめられなかった…
檜佐木:俺達…戻れないか?