第2章 バスケ部
朝…
空を見上げると…
昨日とはまた違う、美しい空がひろがっていた。
着なれない制服を着て、家を出た。
すると、いつものように優が立っていた。
「おっ…おはよっ!」
「おはよ〜」
優はメガネをクイッとあげ、気だるげにあくびをした。
メガネをあげるのは優の癖だ。
「いこっか…!」
「うん〜」
2人並んで学校に向かった。
校門をぬけると、たくさんの生徒がまだ教室に入っていなかった。
教室に入ると、奏ちゃんが話しかけてきた。
「お…おはよっ!」
「おはよ〜!奏ちゃんは何の部活に入るの〜?」
「わ…私は、吹奏楽部に入ろうかと…」
「すごい!楽器ひけるんだ!」
「小さい頃からやってたんだ… 真紀ちゃんは?」
「私はバスケ部のマネージャーになろうかと…」
奏ちゃんは、吹奏楽か!
女の子らしくて可愛いな…!
「なんで真紀ちゃんは、バスケ部のマネージャーに?」
「えっと… す…好きな人がバスケ部だから……」
「え!?真紀ちゃん好きな人いるんだ!」
「まぁね/////」
自分で言ってて恥ずかしくなった。
顔が熱くなる…
「真紀ちゃん可愛いっ!」
「べっ別にそういうのじゃ…/////」
バスケ部に入りたい気持ちがさらに強まった気がした。