• テキストサイズ

君と空

第2章 バスケ部


「そっそうですか!?」
私は首を横にふる。
「泉うまいな!
マネージャーじゃなくて、選手になったらどうだ?」
雪泉先輩も菜城先輩と同じような事を言う。
「いやいや!
先輩方の方がうまいですし…
私はマネージャーでいいです!
決めたんで…!」
1度やると決めたら、
それを貫き通すのが
当たり前だ。
「そうか…!
泉の事だし、泉が決めたならいいな…
まぁ、マネージャーとしてがんばってくれっ!」
雪泉先輩が
無邪気に笑って言った。
「はっはい!
私なりにがんばります!」










3試合、
無事おわり、もぅ下校時刻だ。
「お前らの実力は分かった…
今日はこれで終了!」
雪泉先輩が言う。
「うっす!」
元気のいい声が体育館じゅうに
響き渡った。





帰り道…
優と並んで帰った。
「真紀は相変わらず
バスケうまいね…
中学から何も変わってないね」
「そう!?
最近バスケしてなかったから
へただと思ったんだけど…」
中学3年の夏から、バスケをしていない。
久しぶりにボールを触って、
久しぶりにシュートをきめて、
バスケの楽しさを
あらためて、感じる事ができた。
「ゆっ…優も
変わってないよ?
相変わらずバスケうまい…
なんでかな〜
最近バスケしてなかったでしょ?」
「まぁね…
才能って言うやつ?」
そういうと優は笑った。
「才能がある人はいいなぁ〜」
私は、うらやましそうに言った。
空を見上げた…
高校生になってから、空を見上げる回数が増えた。
何故かは分からない。
やっぱり、好きなんだ…
一瞬も、同じにならない…
いつもいつも、変わっていく…
空も…
雲も…
その変わっていくすべてが
好きなのかもしれない。
/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp