• テキストサイズ

夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第4章 ♡ヨカニセ?ブニセ?(岩泉一)完結


及川君の言葉に自然に笑ってた事に気付かされた
思わず目を丸くして見上げてると

「なになにー?及川さんに惚れちゃった?
ん〜…岩ちゃんの彼女にはなぁ…さすがに…」

『あ。いや。ごめん。
変な人だなって思ってました』

「敬語だと何かマジっぽいから!」

コロコロ変わる表情に思わずまた笑う
堅物のはじめちゃんと軽そうな及川君が
阿吽なんて呼ばれてるとか不思議だったけど
なんかシックリきちゃった

この人きっと色んな意味で凄く大きい人なんだ

『ね、遊んでくれるって、ホント?』

「もちろん!あ、この間貸したバンドの新譜
今日発売なんだけど買いにいくの
付き合ってよ!」

『あ、うん!行きたい!私も買おうかな?』

「オレが聞いたら貸してあげるよ?
そのお金でなんか別のもの買えば?アクセとか
姫凪ちゃん好きでしょ?」

ん?なんで知ってるんだろ?大好きだけど
学校ではしてないし、はじめちゃんが
アクセに興味なさそうだから
合う時は極力使ってないのに

「ピアスの穴開いてるし首の後ろに
チェーンが擦れた後があるよ?」

『見過ぎ!及川君チョット怖いよ!』

「可愛い子は目に入っちゃうじゃ〜ん!」

ヘラヘラと軽い笑いを浮かべる及川君に
呆れたように笑いながらも
はじめちゃんが及川君の半分でも
私に関心があってくれたら…とか
不意に考えて少し暗い気持ちになる

「あ〜!そんな顔しないの!まぢ駄目!
ほら!行くよ!」

及川君に背中を押されCDショップへ向う
目当てのCDを見つけて子供のように
はしゃぐ及川君は 
中学最後の試合の時にみた
真剣な及川君とも

ファンに囲まれて愛想を振りまく
及川君とも違ってて

その新鮮な姿に私は少し目を奪われる
この人がモテる理由なんとなく
わかる気がするな…

だからといって私がはじめちゃんを
好きなのには変わりないけど…でも
ほんの少しだけで良いから
及川君みたいに…バレー以外の事も
見てくれたら良いのにな…
そんな事を考えちゃう私に気づいたのか

「オレは岩ちゃんよりも100倍いい男だけど
岩ちゃんはオレより1000倍いい奴だから
安心してればイイと思うよ」

私の頭を撫でて及川君が笑う
/ 6562ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp