• テキストサイズ

夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第4章 ♡ヨカニセ?ブニセ?(岩泉一)完結


姫凪side

【私とバレーのどっちが好きなの!?】とか
低俗な質問で攻め立てる気はないけど
練習とか試合とか見てると
今にもそのワードが口をついて
出てきてしまいそうで 

今日も1番輝いてるはじめちゃんの姿を
見る機会を
私は見送ってしまう

はじめちゃんは
良く言えば硬派だ。

それは誰に対してもで、浮気とかの
心配は無さそうで、そこは、うん。
嬉しいんだけど…

その、あれ、あれだよ。
私にも何もしてこないわけで。

普通の日はバレーの練習してる
休みの日もバレーの試合だったり自主練だったり
たまに一緒に居ることが出来ても
日頃の疲れが出るのか
隣でグースカ寝ちゃう始末

今日も久々に、本当に久々に二人きりで
はじめちゃんの部屋に居るのに

二言三言話した後私の膝の上で寝息を立てだした
せめてと手を繋ぎたくても腕組みしてて
私の指の絡まる隙はない。

固く閉じられた目と口。

どことなく色気のある首元や身体のライン
ドキドキして少しムラムラして…

『…て。立場逆。』

はじめちゃんに顔を近づけて言ってみる
ピクリと眉がうごき目がユックリと開いていく
慌てて顔の距離を戻して
何事もなかった顔で

『オハヨ』

と、言えば

「ん…あぁ、悪ぃ。またオレ寝てた?」

寝ぼけ眼で身体を起こす

『チョットだけね。そうだ…あのね!話が…』

「この前言ってたな、なんだ?」

『えっと…ね、進路の事なんだけど…』

「オマエもう決めてんの?」

『うーん…悩んでる。
行きたいとこが2つあってさ…』

「オマエの頭なら何処でも行けんべ?」

『まぁね。悩んでるのは頭の方でなくて…』

「まぁね、かよ!いーよな学年トップ(笑)」

『はじめちゃんはバレーあるじゃん?』

「オレにはバレーしかねぇ。の間違いだろ?」

この言葉に私の胸はまた微かに疼く
バレーだけ?私は?私が居なくても
バレーがあれば…はじめちゃんは…

「おーい。今度はオマエが眠いのか?」

マイナスに傾く頭が
はじめちゃんの声で元に戻る 

『眠…いかも…?はじめちゃんの隣で寝る…』 

ちっとも眠くなんかないけど
はじめちゃんと少しでも触れあいたくて
初めて思い切って口にした言葉に

「ん?じゃあ来いよ」

はじめちゃんが私に手を差し伸べる
/ 6562ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp