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【R18 ハイキュー!!】幼なじみ 赤葦京治との場合

第6章 本当に欲しいモノを逃すのは男の恥



「なんか、まずかったか?」

「……?」

「木兎さんともっといろいろ話あったんなら、邪魔したなと思って」

「大丈夫。もう終わったから」

「ここまで来るなんて、結構木兎さんと上手くいってるみたいでよかった……友達からって聞いてたから」

京治には、木兎さんと付き合わないことは言わない。

言ってもしょうがない。

いつか、木兎さんから聞けばいいこと。

「今から帰るのか?」

「うん」

「じゃ駅まで送ってく」

「いい」

「いいよ、駅まで結構あるし、もう暗いから」

「いい、大丈夫だから」

「よくない。このあたり外灯も少なくて割と物騒だから」

「いや」

初めて京治の表情が変わる。怪訝な眼差し。

「……?いやって、何が?」

「京治と一緒にいたくないから……送ってくれなくていい」

そういう困ったような顔で見ないで。

理解できない何かを理解しようとするような、悩み顔。

私が言ってることを理解できない自分がおかしいって、自分を攻める。

「……なんで」

「なんででも」

「言ってる意味がわからないんだけど」

「わからなくていいから!」

「どうした? なんかあったのか?」

何もない。

別に何があったわけでもない。

ただ……もう心が限界。

「……なんでも、ない。別に、京治が悪いわけじゃないから……気にしないで」

「気にするだろ、一緒にいたくないなんて言われて、気にしないほうがおかしいだろ」

どこまでも優しい。

気にしてくれる、幼ななじみとして。

でもそれは、私にだけじゃない。

今ここにいるのが私じゃなくたって、京治は駅まで送ってくれる。

……でも、そんなのいらない。

ごめんね……優しいのに傷つけて。

「……ごめん…でも、私、京治と他人になりたい……」




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