第2章 女の感は働いたり働かなかったり
翌朝。
自然と目が覚めるも少しまだ外は薄暗かった。
(銀さんたちまだ寝てるのかな?)
起こしてはいけないと思い、そっと洗面所へ向かって
顔を洗い歯を磨いて、玄関に外の空気を吸いに行った。
「んー…!いい天気!今日から新しい生活!頑張ろ!」
両手で頬をパシっと叩き朝一から気合いを入れる。
(皆が起きてくるまでどうしようかな、朝ごはんでも作ってようかな。)
何もする事も無く、現世にあった物など当然持ってなどいなく、
どっちみち携帯なんて持っていても使い物にならない。
人の家という事もありどう時間を潰していいか
わ分からなかった私は、朝食を作る事にした。