第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
あの時の店内での自分の反応が如何に分かりやすい物かと実感する。これからはなるべく誰にもバレないように、自分のペースで行けるようにと心がけるのであった。
身体を拭き終え部屋着に着替えた二人は洗面所から出て真っ先に冷蔵庫に向かう。天音はその途中で銀時に声をかけ、風呂が空いたという事を伝える。
銀時「あ、おい。」
『なんですか?』
銀時「さっき風呂場からものすんごい音聞こえたけど、アレなんだったの?」
神楽「私の石頭の凄さを天音ちゃんに披露してたネ。散らばったタイルの破片、足裏に刺さらないように気をつけろヨ〜。」
銀時「それ風呂場でやる必要あったの!?もっと他にもあるよね!?ねぇ!!」
銀時の言葉を無視して神楽は冷蔵庫の中を漁る。天音は苦笑いする事しか出来ず神楽の後を追って冷蔵庫に入っていたお茶を少しコップに入れて飲む。銀時はため息を零しながら風呂に入る準備をして、水分補給を済ませた天音と神楽はお互いの寝床へ向かい布団に入る。
天音が眠りに付くと同時に銀時は浴室の床を見て開いた口が塞がらずしばらくその場に立ち尽くしていた。
さて、いよいよ明日はクリスマスです。