• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第25章 専属は 簡易キッチンで


浜地視点

コンサートのリハーサルが始まれば、私の仕事は嵐の皆さんの休憩時間を有意義に過ごしていただく為の準備をする。


(今日のお天気なら
 ホットの希望がでるかも…用意しましょう)

簡易キッチンにあるポットに水を満タンにする。


 テーブルの上に紅茶の茶葉とコーヒーの豆を用意する。

(あとは…)

冷蔵庫を開いて中に入っている物を確認する。

(ミルク。レモン。


 コーラ。炭酸水。水

 松本さんはお水を飲むでしょうから、先に運びましょう)



嵐コンテナに冷えた水のペットボトルを持って向かう。



 コンテナの近くに、服が乱れた橋本さんが立っている。


(おや… 何をしていたんでしょう…)

「お疲れ様です」
穏やかに声をかける。


 厳し目の橋本さんがこちらを向いく。


橋本「お疲れ様です…」
 無理に表情を緩めようとする橋本さん。


「そろそろ休憩時間だと思いまして、補充品を持ってきました」
ペットボトルを見せる。


橋本「もう そんな時間ですか…」
 腕時計に目を向ける。

(自分の姿に気づいてませんね…お伝えしておこう)
「橋本さん その…お姿を皆さんに見せると、心配されますよ」
乱れた服を指摘する。


橋本「あぁ 指摘ありがとう…」


「いえ。
 あぁ 簡易キッチンでお湯を沸かしています。
 ポットに移して、嵐コンテナに持ってきていただけますか?」


橋本「…了解した」


「よろしくお願いします」


コンテナに入ると

本郷「休憩を申し込みます」
 私と入れ替わりのように本郷くんがコンテナから出て行く。


(丁度でしたね)
冷蔵庫にお水を入れる。


(さて、皆さんが来るまでに…)
私物のティーセットの入ったカバンをカウンターの上に置く。



(あと タオルと着替え…)
嵐の皆さんの着替えが入ったカバンを見る。



 その近くで窓から外を見て百面相している吉桜くん。


(ふふ この子は面白い子ですね…)
「吉桜くん 休憩の準備しましょ」
声をかける。


吉桜「はい」
 元気よく返事をしてくれる吉桜くん。


/ 513ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp