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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第23章 我々は 専属なので


吉桜視点

大粒の雨が降り始まて数十分

コンテナの中で、
雨のなか、リハーサルをしている、俺の大事な櫻井翔様を
俺はモニターで見ている。


(ああ お傍に立って傘を さしたい!)



本郷「休憩を申し込みます」
 本郷さんがコンテナから出て行く。


(先輩方は 自由に動けるんですね…)

俺は このコンテナの中で嵐の皆さんの私物を警護らしき事をしている。


(だって

 今朝一番の櫻井さんの指示は

『用事がある時に呼ぶから荷物の所で待機していろ』

 だった…)


意図している意味は分かっている。

 新人で まだ力の幅が未知数の俺を護ってくださっているんだ。



浜地「吉桜くん 休憩の準備しましょ」
 にこやかに話しかけてくる浜地さん。


「はい」
コンテナの中のテーブルと椅子を整える。


 浜地さんはテキパキと大きなカバンからティーセットを用意している。


(今日はホットを用意するんですね…)

「お湯…」
ポットを探す。


橋本「湧いています」
 橋本さんがポットを抱えて現れた。


(いつの間に…)


「じゃ お菓子を」


本郷「もう 用意しているよぉ」
 さっき出たばかりの本郷さんが紙袋を抱えて帰って来た。


(あ… じゃ 俺は…何を…)

と考えている間に、休憩スペースができていく。


(おれって邪魔かなぁ)

浜地「吉桜くん 邪魔とは思ってませんよ」
 浜地さんが微笑む。


(え! 心の声がもれてる?恥ずかしい!!)


浜地「ふふ 五人には、先に着替えていただくので 各椅子にタオルを大小一つずつ置いておいてください」
 浜地さんが着替えの入った籠を指さす。


「はい 準備します」

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