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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第2章 出発前のゴタゴタ


日本時間17日の東京 相葉視点


成田19:00発JL便にてハワイに行く!


テレビ局の駐車場で、翔ちゃんの収録が終わるのを待っていた。


「まだかな?まだ終わんないかな?」

N「二本目は、もうすぐ終わりますよ…それにしてもテンション高すぎ!
  今回専用機じゃないんですから、静かにしててくださいよ」
 PSPを握ったままニノが話す。


「はーい。まだかなー♬まだかなー(^^♪」

ハワイでイベントができると聞いてから、ウキウキが止まらなかった。



俺個人的な因縁の『ハワイ』

どうしても、5人でやりたかったコンサート!

絶対成功させたい。

あの時の僕に『頑張ったよ』言うために。


N「遠足に行く小学生ですね…」

「気分はそうかも!!うふ・・ひゃひゃ」


N「そのテンション…ヤッパ気持ち悪いよ…」

 日常的な会話にさっきから大ちゃんが入ってこない。


「大ちゃん?」
心配になって声を掛けてみた。


「・・・なんだよ・・」
 大ちゃんが低い声で睨む。


(ヒッ!!こわい!!)

「ご、ごめん…なんでもなぃ…」



ピピピとチーフの電話がなる。



チーフ「はい。
  あ!いつもお世話になってます

  …はい。
  今駐車場で待機してます…」


(誰と話しているんだろう?変な…感じ…)


チーフ「え?ぁ…そうですか…

  わかりました…」
 渋い顔で電話を切るチーフ。

(トラブル…?)

N「どうかしましたか?」
 ニノがチーフに声をかける。

チーフ「櫻井が…別行動になった…」

「え?別行動?なに?翔ちゃんだけ?何かあったの?」
聞きたいことを早口で言いながらチーフに近づく。


チーフ「櫻井には…同じ飛行機で、向こうにはいくけど、
  …ZEROの取材チームと行動を共にするんだ…と…」
 チーフの顔が困ったではなく、怒った顔になる。


「ぜろ?あーZEROね。OK!OK!トラブルかと思った。ひゃひゃ。よかったぁ」
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