• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第6章 仕事へ 歩き出す


松本視点

 車が止まった。

「着いたのかな?」
窓カーテンを開いて外を見る。

 外にいる人たちは、こちらが見ていても気づいていない。

車のガラスにはウルトラ・スモークあたりを使っているんだろう。


 白い車からチーフが降りた。


翔専属「皆さんは待機しててください」
 マネは車のドアを少しだけ開けて、出て行った。


残されたメンバー。 


ズゥーズゥー 誰かの携帯のバイブ音がしている。


S「はい…」

(翔さんのか…)

S「はい…わかりました。また連絡ください」

N「何ですか?」


S「今ちょうど、ツアーの車が近くに停まってるから、そのまま待機だそうだ」


 カーテンを開いて、観光バスを指さす翔さん。


A「早く入りたいんだけど!!」
 うずうずしている相葉くん。


 パイナップル列車が到着。

A「みて!列車が来た!乗りたーい」



「結構人がいるな…出れるのかな?」

 観光客がうろうろしている。


N「あの列車が最終だよ。
  お客さんおろしたら、今日はもうおしまい。
  動いたら、入れるんじゃない?
  ここにいるのも、それまでの時間だよ」


「よく知ってるね。調べたの?」
ワザと聞いてみた。


N「え?」
 びっくりしたように手元を隠すニノ。

N「あぁそうだよ。
  私は皆さんと違って、昼間はコンテナハウスに居ましたからね!
  スケジュールの時間や場所の情報は把握済みです」


(慌ててる…なんでも興味持つヤツの為に検索してるんだろ!!)

A「部屋にずっと?腰と大丈夫?」
 心配そうにカズに近づく雅紀くん。


N「腰とかじゃないから、ゲームしていただけです」

A「ほんと?無理しないでね?」

N「あなたに言われたくありません!」

(いちゃいちゃして!いっそくっ付いてくんないかな?お似合いなんだけどなー)
/ 693ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp