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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第22章 食事しましょ♪


大野視点

翔くんが話をしているとき、三人はゼンゼン違うことを考えていたようだった。

(ちゃんと、聞けよな。せっかく、翔くんが話しているのに…)


S「ねー?聞いてる?」
 翔くんがちょっと、低い声を出した。


A「聞いてるよ!!」
M「もちろん」
 相葉ちゃんと松潤が慌てて、一緒に返事をする。

S「ならいいけど…」
 口を尖らす翔くんは、大人だから、それ以上なにも言わなかった。

N「ビールの説明は終わったんでしょ?せっかくの料理がパサパサになるよ」

M「そうだね。食べよう♪」

N「はい。いただいてください」

M「それ俺のセリフ…」



「松潤に感謝!!」
パンと良い音をさせて合掌する。

三人「いただきます♪」
 俺の真似をして合掌するメンバー。


M「はい。どうぞ♪って、俺が作ったのサラダとスープ位よ」
 照れ顔で話す松潤。

A「分けてくれたの!潤ちゃんだし♪」
 相葉ちゃんがニコニコ笑っている。


「いつもすまないね♪」
手をひらひらさせる。

M「それは言わない。お約束♪」
 俺の手をちょんと触る松潤。



「松潤からチョンって…くく くふふ…」
あまりの優しいタッチがツボって笑ってしまった。


三人「あははははは」
 俺のツボった事が面白いのか、三人が一斉に笑い出した。



M「そんなに笑わないでよ」
 恥ずかしそうにドカッと椅子に座る松潤。

A「あぁごめんね…」
 相葉ちゃんが笑いをこらえるように肩を揺らす。


S「そうそう。智くんも調子戻ってきたね」
 翔くんが笑顔でこっちを向く。

「ほんとの事だもん。松潤いつもありがとう♡」
翔くんの笑顔を見て嬉しくなって、松潤にもその笑顔とお礼を贈る。


N「ほんと、どうもです」
 ニノも頭を少し動かす。


M「もう。だから、恥ずかしいって。食べうよ。じゃないと…次のに行けないから…」
 お皿を少し動かしている松潤。



S「食べまーす」
 翔くんは目の前のパスタにフォークを入れる。


A「俺はー他のビールを一口ずつ飲んでみる♪」
 相葉ちゃんはグラスに注がれているビールを一口づつ飲み始める。


 ニノは小さめの寿司ロールに箸をつけた。


(じゃ、おいらはカルパッチョを…)
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