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ロイヤル ミルク ストーリー

第1章 出会い









しばらくして

私はある高級マンションの

エレベーターにいた




私を助けてくれた彼は

何を言うわけでもなく

自分の階を押して黙っていた




私はこの若さで

こんな高級な所に住める事に驚いていた



前の生活でテレビなどを見て

楽しむ余裕などない私は

彼が有名人などと知ることもなく

ついて来てしまったのだった





少し焦っている私の様子を

彼は気づいたのか




横山「なん?

今さら怖気づいたんか」




そう言って私を黙って見つめた


その言葉に私は考えた




怖気づく?

まさか

このチャンスを逃すと

明日さえ生きてはいけないだから



私は覚悟を決めて言ったのだ




「いえ、お世話になります!」



そんな私に

彼は小さく笑ったのだった


この夜から

私と彼との奇妙な生活が始まったが



まだこの時は

彼が何者であるかさえ知らない私は

命の恩人としか思っていなかったのだ



こうして


彼と私の奇妙な

運命のレールは動き出したのだった















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