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【黒バス】悪童とともに復讐を【花宮真】

第8章 過去


それからというもの
の態度がよそよそしくなっていった
そのよそよそしさはいつしか距離をとっていった
一緒にいることはあっても全く目を合わせて話そうとせず、笑顔もない
まるで、初めて会った時のようだった
今吉とも付き合い始めたらしく、俺は何も考えることができなくなった


そして…





ある事件が起こった





 

今吉「なぁ花宮!」



突然俺の家に来る今吉
随分と慌てた様子だった



花宮「なんですか。こっちは勉強してたんですけど…」


今吉「知らへん!?」


花宮「はぁ?」



どこぞのカップルの問題に俺を巻き込むなよ…




今吉「そういうことやないねん!先週から電話つながらんくて、家にも帰ってきてないらしいんや!」




は…?

家に帰ってきてない…
そういえばあいつ結構前から学校にいなかったな…




花宮「知りません」


今吉「そうか…すまんな、邪魔して」


花宮「…俺も探します」


今吉「ホンマか!?」


花宮「はい」


 

…不自然すぎる

家を出るときはいつも誰かに電話をかけている
そもそもあいつが家を出ることはしない
電話も必ず誰であろうと出る

その時に思い浮かんだのは
あるニュースだった


中高生の女子を狙った犯罪が勃発していること
性犯罪だ

もうすでに被害者は20人に達しており、犯人はまだ捕まっていないという

最近ではこの地区の近くに被害者が出た




花宮「…ックソ」




不自然な失踪
繋がらない電話
家に帰らない


アイツには十分な疑いの証拠だった




花宮「頼む…頼むから…無事でいてくれ…!!」






俺は無我夢中で走った





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