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Side by Side  【気象系BL小説】

第15章 Dreamin' Birthday


5人で収録のあった日。

無事に収録も終わり、着替えて

かえろうかと思ったときに

大野さんが俺に向かって手招きした。


なに?と思いつつも招かれるままに

そばに行く。


きょろきょろって周りを見渡して

何かを確認した後、

小声で徐に言い出した。


「あのさ、相葉ちゃんのドラマ、

 来週で最終回でしょ?

 みんなでお疲れさま会をね、

 サプライズでしたくて。」


「んで?」


「スケジュール見て翔ちゃんが

 来週の水曜日に会場、

 予約してくれたの」


「相変わらず手際いいですね?」


「うん、でね、その日さ

 ニノ、相葉ちゃんと雑誌の撮影に

 なってるはずだから会場まで

 連れてきてほしいんだけど…」


ちらっと俺をみて上目遣いの大野さん。


「お願いしていい?

 おいらと翔ちゃんと松潤はその日、

 午前中で仕事終わる予定だから、

 準備はこっちでしておくから…ね?」


「もちろんいいですよ。

 断る理由がないでしょ?

 せっかくだし思いっきり

 ねぎらってあげますか?」


「うんうん、きっと喜んでくれるよね?」


「相葉さん、涙腺弱いから泣くかもね?」


「あ、会場の情報はあとで伝えるね?」


「了解です。

 俺、今夜はマンションに行くので…」


「うん、お疲れさま」

その声に送られてマンションに向かった。
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