第3章 やっぱりこうなるわけでして。
委員全員「…………」
あぁ、こんなふうに皆で黙り込むのは恒例だ。
そしてやはり悪い予感は的中する……
蘭丸「うわぁ……倉庫どころの話じゃないよ……」
拓人「が、学校中真っ白……今、7月の半ばなんだがな……」
佐久夜「これはもう笑うしかないわね……」
紫苑「ちっっとも笑えませんけどね」
葵「私が天馬にあんなこと言ったから……」
蘭丸「葵、仕方無いよ。俺も1回狩屋にああいうこと言って、次の日実現して、プール1面にトマトが浮かんでたことがあるしな」
拓人「あぁ、俺も茜とそういうやり取りしたことあるな。次の日廊下がソースまみれだ。1年の時だから葵は知らないと思うけどな」
紫苑「私も去年いっぺん南沢先輩とやった。次の日体育館1面マヨネーズまみれ……」
佐久夜「私もあるんだよね。剣城君と。次の日103がシャンプーの海だったんだ……」
葵「まず先輩方のと先生の想像力が凄いですよ……そしてトマトだのソースだのマヨネーズだのシャンプーだのがいきなりそんなに出てくるのが1番怖いです……」
佐久夜「石灰はまだ学校にあるもんね……でも私たちに色々案が出てくるのはきっと、ずっとこんなんだから、慣れてスラスラそういうのが出てくるようになっちゃったんだと思うな。葵ちゃんまだ1年たってないし、それでも石灰だらけって案、出てきたし」
紫苑「ま、慣れれば処理も速くなるし。とにかく頑張らなきゃ。昨日の処理もあと少し残ってるしね!(^ ^)」
葵「!…はいっ!」