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いつも貴方がいた【気象系BL】

第7章 夢現



2人の間にあった不自然な壁が崩れさると、
後は欲望の赴くままに突き進むのみ。

とはいっても、俺にとっては
初体験だ。
知識として知らないわけではなかったが、
実践となると、戸惑いもあるわけで...


俺はふと、俺の下で、甘い声で鳴くニノに
素朴な疑問が浮かんでしまう。

「ニノ...初めて??」

無神経だって、そう思ったけど、
つい口から出てしまった。


ニノは、両腕の下から
絞り出すように小さく言った。



ニノ「...ひどいよ...翔さん...
俺はずっと、翔さんだけが
...好きだったのに..」


俺は思わずニノの両腕をつかんで開き、
ニノの顔を見た。

ニノは、高ぶりなのか、
それとも、俺の言葉に対する
悔しさなのか、溢れそうなくらい
涙を浮かべていた。


「ごめん...」

そう言いながら、溜まった涙に
唇を近づけた。

「好きだよ..ニノ...」

そう言って髪を撫でると、

ニノ「翔さん...大好き...」


俺の手はニノ自身をそっと包み
優しく動かした。

ニノは背中を反らせて反応する。

さらに緩急をつけながら、
刺激を続ける。

ニノ「..あっっ....いやだ..あっ...
..翔さん...やめ...」

「ニノ...イッて!!」

その言葉を、待っていたかのように、
ニノは俺の掌の中に吐き出した。
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