第6章 ♣︎玩具が・・・
雅紀side
さっきからニノの様子がおかしい。
ソワソワしてて、とにかく落ち着きがない。
テーブルの上のビールにも、殆んど手をつけてないみたいだし…
「ねぇ、さっきからずーっと喋んないけど、どうしたのよ?」
聞いても、ニタニタ笑ってるだけで、返事はない。
「なんなの~?」
絶対なんかおかしい…!
「なんか隠してるでしょ~!」
「いや~、あのね?」
観念したのか、ニノが口を開いた。
そして、俺の目の前に差し出されたのは…
「!!!!!!」
え、なんで…?
ちょっとヤバイんだけど~(泣)
「これ、誰が使うのかなぁ、って思って、ね?」
目の前でピンク色したブルブル震えるかわいいヤツが、ブラブラして…
じゃなくて~!
「や、だからそれはね…、そう、あれだあれ」
って、答えになってないし…(泣)
「まさか、相葉さん一人でこんなの使ってるのかな?」
「あはははは…」
もう、笑って誤魔化すしかない俺…