• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第13章 Childhood's end


大野side


N:「やだって、絶対やだ!」


「『やだ』って言っても…
 さすがにそれはマズイだろ?」


N:「でも、今回はほんとにやなの!」


「『今回は』ってことは
 日が改まればいいの?」


N:「そうじゃなくて……」


言葉に詰まるニノ。

家のリビングの片隅。
おいらたちはさっきからこんなやり取りを
延々と繰り返してる。

階段を下りる足音が聞こえて、
翔ちゃんと相葉ちゃんが顔を出す。


A:「ニノ?リーダー?どうしたの?
  なんかあったの?」


S:「上まで聞こえてきたけど…」


心配そうな顔の二人。


「うん……ちょっと……ね?」


ニノの顔をチラリと見つつ
曖昧な答えのおいら。


N:「とにかく、俺、絶対嫌だから!」


そう言ってそのまま
リビングを出ていってしまう。

残されたおいら達。

翔ちゃんたちが説明してって
顔に書いておいらを見る。

どうしよう?話すべき?

迷うおいらを辛抱強く待つ二人。

このままじゃどうしようもないし…。


「ふたりに聞いてもらってもいい?
 立ち話もなんだし…。
 お茶でも飲みながら話すよ」


S:「あっまぁそうだね。
  確かにこのまま立って話すのも
  なんだね。なに飲む?」


A:「コーヒーか紅茶?
  あっ、こないだ、
  実家から送られてきたお菓子出すね!
  すっげぇ、旨いの!」


S:「いいねぇ。智くんは?
  コーヒーと紅茶どっちがいい?」


「う~ん、どっちにしよう?
 相葉ちゃん、そのお菓子って甘い??」


A:「どっちかというと甘め」


「んじゃ、コーヒーがいい」


S:「了解!相葉くんは?」


A:「俺もコーヒーにする」


ふたりしてキッチンに行ってしまったので
ダイニングに座り
どう話すか考えを巡らせてた。




/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp