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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第2章 甘いkiss


大野side


リビングの大きなテレビに映る翔ちゃん。
スーツ姿が本当にカッコいい。
『…以上、イチメンでした。』

翔ちゃんのコーナー、終っちゃった。

テレビはそのままにソファーの上で
ひざを抱える。

今日は潤くんはツアーの打ち合わせで
遅くなるからマンションに行くって言って
出掛けていった。

ニノと相葉ちゃんはふたりで
テレビ誌の取材のあと
それぞれ友だちと約束があるからと
やはりマンションに行くって
連絡があったから
広い家に今はひとりだけ。

一人きりの家は静かすぎて寂しいから
テレビをつけた。

おいらもマンション行けばよかったかな?

この家が自分の家だという意識が
強いせいか、
マンションには【帰る】ではなく
【行く】になる。

あっでもおいらがマンションに行ったら
だれも翔ちゃんを迎える人がいないか。

気がつくと既に翔ちゃんの番組は終ってた。

お風呂、入ってこよ。
そう思って、バスルームに向かった。
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