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8←1→8【KJ∞】

第3章 免許





「なんか一気にお知らせできるのってないかな〜…メールも一斉送信の人数限られてるし…」


横「せやんなぁ…」




なんたって、まだLINEなんてない時代。
一人ひとりに送るしかないのだ。





村「あれは?ブログ。」



村上の言葉に蒼生がハッとする。


「それや!!」




蒼生は社長の許可を得て、他のジャニーズとは別にブログを書いていた。
その読者にはジャニーズメンバーとファンが入り混じっている。



「ふふ〜さっそく書こ〜♪」





ポチポチとケータイを操り出すと、パタパタと安田がやって来た。



「霄~!合格おめでとお!!!」




ぎゅううううう、と来た瞬間蒼生を力いっぱい抱きしめる安田。


横「ヤス、ヤス、触らんとって」

安「え?!なんで?!」



グイグイと安田と蒼生の間に割って入ろうとする横山。


「うん、章ちゃん、今は触らんとって」

安「霄まで?!」


「ひょえ~!!」と言いながら渋々離れる。


「今お知らせブログ書いてるから。待っとってや……そのあと博貴にメール送るから。」



その言葉に「うん」と三人が頷く。

今はもう一緒に活動できないが、それでもやはり、蒼生にとっては、いや、関ジャニ∞にとってはメンバー。
一緒に頑張ってきた思い出はなくならないのだ。











「っよし、はい、ぎゅー!」


ブログを書き終え、メールも送り終わった蒼生が安田に抱きついた。


安「頑張ったなぁ〜次からは路上やんなぁ」

「わぁ〜不安や〜助けて~」

安「大丈夫大丈夫」



ぽんぽん、と背中を叩いてやる様はお兄ちゃんのよう。



横「やっとのぎゅーのとこごめんなんやけど、仮免、発行されたらしいで。取ってき。」


「あっ、うん!」




パッ、と離れ、仮免を取りに行く蒼生。



安「ほんま良かったなぁ…今日はみんなで食べに行けんやろか??」

横「どうやろなあ?一応メール送っとくか」

村「ここ3人はオッケーやろ?無理でも俺らだけでも食べ行くか?」


横・安「「ごちでーす」」

村「なんでやねん!!w」
















〈仮免編Fin.〉












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