第1章 進級
今日は出会いの季節。
普通の中学生ならばいよいよ受験が近づいてきたと意識し始める時期だが、
ここ椚ヶ丘中学校はエスカレート式なので高校入試は受けなくて良いのだ。E組を覗いてだが…
私 佐々木 琴葉は2年生の時、いろんな事情でここ椚ヶ丘中学校に編入試験で見事満点を獲得し転入した。
そう まさか片われがいるだなんて思いもしなかったのだ。
1年の時は公立の中学に通っていたため急激な変化に最初はついていけなかったが今ではすっかり慣れてしまった。
学校に行った時、出迎えてくれたのは現在生徒会長 そしてこの学校の理事長の息子 浅野学秀だった。
浅野「やあ!君が転校生の佐々木琴葉さんだね。理事長から話は伺ったよ。編入試験が満点だったんだね!この学校ではそういう生徒は大歓迎だ!よろしく!」
琴葉「はい…よろしく…」
どんだけこの学校は勉強に熱心何だよっ!皆嫌にならないんだねー 不思議すぎる…笑
浅野「あーそれと成績は常にその点数をキープしておいた方がいい。でないと痛い目にあうぞ。日頃の行いにもな。」
????痛い目?先生に怒られるとか?
浅野「僕からは以上だ。教室に案内するよ。」
琴葉「ありがとうございます。あさ…の…君?」
浅野「浅野でいいよ。」
琴葉「じゃあ、浅野…」
そんな感じで私の椚ヶ丘中学校での生活が始まったのであったわけだ。