• テキストサイズ

【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜

第5章 2次試験・前編


「さて、ここからどうする?」


風圧で乱れた髪を整えながら尋ねるクロロさん。


「ジャングルか降水地帯か、ですか?」


「あぁ」


下ろして貰いながら聞き返す。


「うーん、どっちが得策かな」


「私はジャングルの方が安全だと思います」


私だけ何もしない訳にはいかない。


かといって私に出来ることは少ない。


ジャングルならば植物も揃っているし、万が一何かあっても対処出来る。


「理由は?」


クロロさんの真っ直ぐな瞳が私を写した。


「降水地帯は雨が常時降り続けているものだと推測しました。

雨では体温が奪われかねませんし感覚も鈍ります。

ジャングルも危険はあると思いますが水や食料、日陰もあると思いまして。

その方が安全なのではないかな、と」


ジャングルでは力が発揮出来るということ、それは言わない方が賢明だろう。
/ 293ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp