第4章 ツンデレ
「狭。もっとそっちつめてー」
『こっちも落ちそうなの』
「こうなると思ったー」
『でもー、こうやって抱きつけば、少し広がるでしょ?』
「うげー、苦しいし、あつい」
『やっぱいい抱き枕だな―』
「ちょ、お尻触らないでよ!」
『ばれたか』
「『ばれたか』じゃないし、そういえば明日どこ行くの?」
『内緒ー』
「えーいいじゃん教えてくれても」
『じゃあキスしてくれたら教えてあげる、それかこれからスるとか』
「スるわけないじゃん!!キスもしない!」
『じゃあ教えなくていいの?』
「もういい!」
『そんなに俺とキスしたくないの?』
「そ、そういうんじゃないんだけど…」
『だけど?』
「…っもう寝る!おやすみ!」
『おい、なんだよもう寝ちゃうの?』
「…」
『おーい』
「…」
『寝たふりですかー せっかくイチャつこうかと思ってたのにー まあ明日もあるし、ちゅ…おやすみ』