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偶然なんかじゃない出会い

第1章 出会った日





「彩花ちゃん強いね」
『そうですか?でも、もう限界が……』
「寝てもいいよ」

うとうとしている彼女に言う

それから5分もせずに寝息が聞こえてきた

「俺もそろそろ寝ようかな」
そう思い立とうとした時

彩花ちゃんが俺に寄っかかってきた
俺の肩に頭を乗せている
横にしようと彼女の方を見るが俺はすぐに目を逸らした

「なんだよ……」

酔って熱くなったのか際どいギリギリの所までボタンを外してあった

そして、なんだかんだ彼女は風呂上り

「なんの試練だよ……」

結局俺は彼女に触れることが出来ずにそのまま寝ることにした

────


朝起きると俺とメイだけだった

時間は8時

テーブルの上には

───────────────
柿原さん
昨日はありがとうございました。
まだ、寝ていたので手紙を書置きしておきます。
今度あった時ちゃんとお礼させていただきます。
小貫立花、内山翔麻、夢咲彩花
───────────────

「帰ったのか」

手紙の裏に何か書いてあるのが見えた

───────────────
柿原さんごめんなさい
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おもての自筆とは違うものだった

名前は書いてなかったがなぜか誰が書いたか分かって
胸が暖かくなった

その後メイを追い出すように家から出し
俺は仕事に向かった

----徹也side----

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