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青い春【KJ∞】

第2章 オリエンテーション




横「遊びすぎて怒られてん」

兎希「は?」

横「風呂場で暴れてもうてな。ほんで坂本先生に見つかってこれや。」

兎希「……え?高校生にもなって…?」

渋「男には歳は関係あらへん」



ようやく兎希と渋谷くんが喋ったかと思ったら……この場合、なんもかっこつかないよ、渋谷くん。


「主に誰が騒いだの?」


坂「安田以外だな。ちょうど良かった、兎村、報告行こうと思ってたんだよ」

兎希「えっ!やっさん以外ならやっさんはなんで正座させられてんの!てかこんなん報告に来られても困りますよ、先生…」

坂「そりゃ違いないなwww安田は連帯責任という名の元こうなってる」

兎希「いい迷惑じゃんやっさん…どんまい…」


わたしが密かに心に思っていた言葉を兎希が代弁した。



横「兎村たちは今から風呂?」

兎希「うん」

横「こうならんよう気ぃつけや…」

兎希「ならないわ」

坂「じゃあお前らは緋刈と兎村が上がってくるまでこのままな」

渋「はぁあああ?????!」

横「先生!キツイ!!」



渋谷くんと横山くんが声を上げた。
その隣で章ちゃんは苦笑いしてた。


「あの、先生、しょ、安田くんはせめて体育座りとか……特に悪くないなら…」



罰を、軽減してくれませんか…



坂「ん〜そうだな。安田、正座解除な」



坂本先生にポン、と肩を叩かれ、章ちゃんは少しホッとした顔をして『ありがとう』と片手をあげウィンクをした。



横「ずるっ!おい!兎村!お前も助言せえ!」

兎希「いや、やっさんは巻き込まれただけだったからでしょ。きみたはがんばれ。じゃ、お風呂入ってくるから。行こ、雫」


「あ、うん」


兎希は気づいてるのか分からなかったけど、横山くんと兎希がやり取りをしてる間、渋谷くんが兎希をガン見していた。




____どうしたんだろ?









*******



兎希「大浴場で暴れるって…子供じゃないんだからさぁ」

「男の子は女の子より子供っぽいて言うからねぇ…」


話しながらも髪を洗う手、身体を洗う手は休めない。


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