• テキストサイズ

潮風【コビー】

第5章 コビーの好きな人


非番の日。ヘルメッポはコビーと共に病院へ来ている。

渋々付いてきてやったという姿勢のヘルメッポだが、内心、そわそわして落ち着かない。

(なんで病院なんか連れて来たんだ?)

「コビーさん!」

向うから女の子がやって来た。

「そないやったらさん!」

コビーは満面の笑みだ。

(あれー、これって、アレ?なに、彼女?)

ヘルメッポは段々と状況を呑み込み始めた。

「そないやったらさん、こちらはヘルメッポさん。僕の親友です」

「はじめまして、ヘルメッポさん。そないやったらと申します。よろしくお願いします」

そないやったらは丁寧にお辞儀をする。

「いえいえ、こちらこそ。ヘルメッポと申します。いつもコビーがお世話になってます」

慌ててヘルメッポもお辞儀をする。

(丁寧だし、可愛いなぁ。こりゃ、完全にコビーのタイプだ)

三人は病院の喫茶室で、しばらくおしゃべりを楽しんでいた。


/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp