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第10章 OLDEN DAYS


ギルド員全員に連絡をしたが…
誰とも連絡を取ることは出来なかった。

圭太の両親から連絡があった。
俺は圭太の葬式に参加した。

頭が真っ白でよく覚えては居ない。


あの戦いの時、

皆が俺を信用し、
皆が俺の名を呼び助けを求めたにも関わらず、

俺は

その場に座り込んだまま

恐怖で動けずに居た。


あの時、
俺が恐怖に打ち勝ち
動く事が出来たら…

皆は助かっていた…?


逃げたのは俺で
何も守れなかったのは俺だった。

皆を殺したのは

俺だ。

俺は必ず…
仇を討たなければならない…。

しばらくゲームを続けていると
"樋渡光"の噂を聞くようになった。

職業はカオスウィザード。
言霊に魔力を宿し、

人を操る言霊使いだそうだ。


光は生きてる。
でも、あれはもう

俺の知っている

"樋渡光"ではない。


俺は
奴に復讐しなければならない。

俺が『ハコブネ』に勝ったことで
俺の罪がなくなるとは思えない…。

それでも俺は…
奴らを倒さなければならない。




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