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ラベンダーに誘われて

第2章 生徒会








ようやく届いた並盛中学校の制服を着て学校へ行く。





「あ、制服届いたんだね!!」

麗「・・・えっと、同じクラスの・・。」


「私、笹川京子!京子って呼んで!・・・麗ちゃんって呼んでもいいかな?」

麗「うん。いいよ。京子ちゃん。」


京子「で、こっちが花!」
花「黒川花。・・アンタ、本当に彼氏いないわけ?」
麗「・・・いない、けど・・。」
花「ま、高嶺の花ってとこかな。アンタ美人だし。」
麗「・・・花ちゃんの方が美人だし、京子ちゃんの方が可愛いと思うよ?」
花「京子が可愛いのは認めるけど、アタシはアンタより綺麗なんかじゃないっての。」



クスッと笑う花ちゃんは、やっぱり綺麗だと思うけどなぁ・・。




京子「ねぇ、今日一緒にお昼食べない?いっぱいお話したいなぁ!」
麗「うん。いいよ。」
























お昼は京子ちゃんたちと食べて、放課後になって一緒に帰ろうと誘われたけれど、生徒会の仕事があるのを思い出して断った。




生徒会室に入ると、何故か恭弥さんがソファーで眠っていた。





麗「・・・何もかけてないし・・。」




鞄に入れていたカーディガンをソッと恭弥さんにかけて仕事に取り掛かる。






















カタカタというキーを叩く音で、雲雀恭弥は目を覚ました。





天井を見ると、いつもの応接室の天井ではない。ここはどこだ?と思い返すと、自分は生徒会室に来て・・・眠ってしまったのか?

ガバッと起き上がると、自身にかかっていたカーディガンの存在に気付いた。デスクの方を見ると、鷹宮麗がパソコンで何かをうっているのが分かった。





・・・部屋に入って来た事は勿論の事、カーディガンをかけられた事や彼女が仕事している事に一切気付かなかった自分に驚いた。




いつもなら、木の葉1枚でも落ちる音がすれば目が覚めるのに・・・どうして・・・?





麗「・・・あ、おはよう。紅茶でよければあるけど飲みます?」
恭弥「・・・いる。」








どうして、彼女は安心するんだろう?





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