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ラベンダーに誘われて

第14章 襲撃















恭弥「昨日の夜もやられたよ。」


麗「・・・そう。被害にあってるのは風紀委員だけ?」
恭弥「今のところ、上がってきてる報告ではね。」
麗「一般生徒に被害が及ばない限り、私は動けないから・・・。」
恭弥「元は断つよ。」





スッと生徒会室から出て行った雲雀。




麗「・・・そろそろ生徒がくる時間か・・。」



パソコンとパタンと閉じて、窓から外を見る。




ちらほらと登校してくる生徒が見える。








麗「・・・。」







目的は一体、何なんだろう。





プルルルル・・・と電話がかかって来たので出る。


麗「もしもし?」

『笹川了平。やられたよ。』


麗「・・・場所は。」
『住宅地。いつもロードワークで走ってたみたいだけど。』
麗「そう。最新情報待ってる。」



ピッと電話を切り、椅子に座り込む。









麗「・・・風紀委員が目的でないのなら・・誰かを探している・・・?」




再び電話が鳴り、電話を取る。



麗「もしもし?」
『会長。草壁です。』
麗「どうしたの?」
草壁『昨夜から、風紀委員以外の生徒計11名が何者かに襲われ、入院している事が分かりました。』
麗「・・・分かりました。すぐに病院へ向かいます。草壁さんもお気をつけて。」
草壁『了解しました。』




電話を切り、パソコンを立ち上げて打ち込む。



完成した物を印刷して職員室へ持ち込み、教頭の机の上に置いた。



教頭「・・・あの、これは?」
麗「休学辞令です。多くの生徒が何者かに襲われている中、登校させるわけにはいきません。」
教頭「・・・わかりました。すぐに手配します。」
麗「お願いしますね。」






麗は職員室を出ると、一気に駆け出す。











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