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貴女の血を【R18】

第5章 太陽と海と私たち



可愛い水着を身に付け、可愛いって思ってくれるかな?なんてちょっぴり期待して…

私たちは海で泳ぐ。
太陽がじりじりと身を焦がす。

楽しくって楽しくって…時間の流れを感じない。

気が付けばお昼を過ぎていたみたいで、腹の虫がお昼時を知らせる。
「お腹すいちゃったね。何か買ってくるね」

私と春陽は、海の家で売っていた焼きそばとカレーを手にしてみんなに渡す。
そして、お腹いっぱいになったところでまた海を満喫する。

また遊びに夢中になり、気が付けば3時は過ぎていたと思う。


春陽が倒れた。


熱中症っぽい。
健が春陽を抱え日陰に寝かすと、割とすぐ目を覚ました。

「春陽!大丈夫?きつくない?」

「あ…ごめんね、大丈夫そうだよ」

春陽はそういうけど、顔色はよくない。

「もう少し日陰で休も?」

私と春陽だけ日陰に残りあとの4人は海辺に戻った。
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