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第4章 お友達って、



昼休みに入って、ケータイを見てみると
渋谷さんからメッセージが来ていた。

『おはよう。霄ちゃんの夢に俺だけやなくてメンバー全員とはなぁ…』
『夢面白すぎるやろw』
と来ていた。

良かった。渋谷さんも面白いって思ったみたいだ。

「渋谷さんは闇鍋したことあります?わたしは無いです」
と返した。

……………

「フハハッ」

楽屋でケータイを見ながら笑うと、隣に座っていたヤスと向かい合って座っている亮が俺を見た。

錦「横山くん!すばるくんがケータイ見て笑ってる!!」
…そんなおかしいヤツ見たみたいな反応せんでも…

安「なになに?どうしたん??」
ヤスがケータイをのぞき込む。

「新しく友達できてん」
錦「横山くん!すばるくんに友達できたって!!」
「ちょ、さっきから亮、なんでヨコに報告しとんねん!」

横「あのすばるに新しく友達??」

村「人見知りのすばるがなぁ…」
ヒナが、おとんかよっていう顔をしながら頷いている。

こ、こいつら…確かに自分でも珍しいって思うてるけど!

「…ほんで、その友達がな、俺らと闇鍋する夢見たらしくてな」
大「鍋?!」
寝てた大倉が鍋という単語に反応して、フガッと起きる。
食べ物に関連する言葉に反応するって凄いな…

「で、ばらばらで買い出しに行ったら全員鍋の素買ってきよったんやって」
丸「え?具は??」
「その友達だけが買うてきた大根だけやったって」

錦「…俺はちゃんと麺買っていくわ!!!」
横「でも俺らならありえん話ではないなぁ」
村「裏の裏かいたろ!みたいななwww」
大「俺やったらいろいろ買っていくやろけどなぁ~」
丸「闇鍋やし、僕やったらプリン買ってくわぁ」
パァーーーーーーンッと自分で言ったプリンに対して大声出す丸。
安「でも面白い夢見る子やねぇ~?」
なんだかんだで全員笑ってる。
「せやろ?なーんかツボやねんなぁ~」

安「あ、そういえば浪花って苗字の子がおったっていう話はどうなったん??」

横「おったん?!」

「ん?…おぉ、それがこの子やで」

錦「はっ?!すばるくん?!?!なにそれ!連絡先交換したん?!?!」
「お、おん…なんでお前そないに食いつくん…」
亮の謎の気迫に圧される。

安「女の子やって言うてなかった??」

丸「アラッ!渋谷さんも隅に置けませんねぇ!!」
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