第1章 プロローグ～もう二度と繰り返さない

この悲劇が二度と起こらぬように・・・








私は父を殺した

私は母を殺した

私は兄を殺した

私は妹を殺した








私は一族を滅ぼした








生き残ってはいけない


この血は絶えるべき


だから私も死のう


私は不要


自分が要らない










全てを壊してしまう前に、私を消そう



この世にいてはいけないから
























さようなら


ありがとう








どうか私がいたことを忘れてください













嫌なことでしか憶えていてもらえないのならば、


忘れてくれたほうがいい























ねェ、私を消してよ・・・