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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第5章 ヴァージンロード~月の道~



蛍様のスタイリッシュなスーツは、
『今後も着られるものがいいから』と
蛍様がご自身でイタリアで誂えてこられたもの。

一方、アキ様は、
小さな会場でも動きやすいように、と選ばれた
エンパイアラインのシンプルなウエディングドレス。

どちらもこの会場にピッタリで
お二人をひきたてています。

『おい、月島!
俺達を呼ばないつもりだったのか?ヒドイなぁ。』

『東峰さん、すみません。
俺、先輩たちの結婚式に参加してないのに、
自分のときだけ招待するのも失礼かと思って…』


『へぇ、月島がそんな気配りするとは!』

『日向、うるさい。
君の結婚式には、ヒマでも行かない。
ま、君が結婚する日が
今世紀中にくるなら、だけど。』

『くーっ、つーきーしーまー!』


『月島、結婚祝い、ありがとな。』

『あ、あれはアキが勝手に…』

『(笑)相変わらず素直じゃないな。
そういうことにしといてやるよ。』


『あ、鵜養コーチ、まだ独身ですか?』

『つ、月島…お前までそんなことを(泣)』



『アキ、蛍をよろしくな。』

『明光君、サプライズ、手伝ってくれてありがとう。
私、結局、月島家に嫁ぐことになったね。』

『そうだな。アキの旦那さんじゃなくて
義兄になるとは、予想もしなかったよ(笑)』


…月はいつの間にか高くのぼり、
月の道は、また次の満月の日まで
姿を消してしまいました。

でもこれからは、
お二人で手を取り合って、
海の向こう、空の彼方にまで続く道を
一緒に歩んで行かれることでしょう。

月島 蛍様、
アキ様、
おめでとうございます。

末永く、お幸せに!

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