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せいしゅんっ!

第5章 はぁ、恋ばなってなんだろ


どうしようか。

ん…?待てよ?
少し思うところがあってクラスの名簿を見てみる。
凜「やっぱり…」
係が一緒だ。これは…聞くチャンスあるかなぁ??







ちなみに英語の係だ。授業の前にラジカセを取りに行く、という作業をしなければならない。聞くとしたらその移動の時しかないっ!!






場所は廊下。大沼くんは隣でラジカセを持ってくれている。.…………すこぶる気まずい。今まで係で動くときは何度もあったのだが、そのたびに無言の移動が当たり前だったのだ。あたしからも緊張が伝わったのだろう。大沼くんもものすごく居心地が悪そうだ。

凜「あ、あのぉー…(聞けっ聞くんだ)」
大沼「あ?」
ひぃぃぃぃぃぃ!こわいよ!なにその返答!?ヤクザ?そっちの業界の方だったんですかぁぁぁぁ!!!いや、めげるな石渡凜!聞けっ!
凜「大沼くんって…ラジカセ…」
…は?え、なにいってんのあたし。
大沼「は?」
ほらほらほらほら!!!こーなるにきまってんじゃん!!
凜「いや、違うくて…。」
大沼「ん?どうした?」
あ、意外と向き合ってくれてる。
凜「ラジカセ、いつもありがとう。重くない?任せっきりでごめん。」
違うんだよなぁい言いたいことは違うんだよぉぉ!
よし!仲良くなってから聞こう作戦だ!←
大沼「あぁ。大丈夫だよ。これくらい。」
ぉぉ!素っ気ないけど会話できてる!!
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