第4章 抜け駆けは許さない
優輝side
緊急出動要請を受けたわりに、すぐに事件は
解決し、10時くらいには終わった。
恥ずかしくて、きちんと俺の気持ちを美琴に
伝えてないのが気になって、美琴に電話を
かけた。
何コールかして、電話が繋がった。
「美琴 ごめんm(__)m」
「会ってきちんと話したい」と俺が言うと、
「今、美琴は寝てるから話すのは無理だな」
と電話の向こうから涼介の声が聞こえた。
「なんで!美琴の携帯にお前が出るんだよ」
と俺が怒ると、
「俺がお前に話したいことがあったし、
美琴が出れないから仕方なくだよ!」
となぜか涼介が逆に切れ、一方的に
「とりあえず、美琴は俺の家にいるから
お前もこれから来い!」
と言われて電話を切られてしまった。
何がなんだか分からないが、とりあえず
涼介の家に向かった。