第3章 男子の醜い戦い
優輝side
電話に出て、用件を聞くと、やっぱり
緊急出動要請ですぐに現場に向かわなければ
いけない。
「ごめんm(__)m 夜ご飯は今度で!
送れないけど、気を付けて帰れよ」と言うと
「うん、大丈夫だよ!」
「仕事が大変だと思うけど、身体には気を
付けてね!」と言われ、
もう美琴が好きな気持ちを押さえることが
出来なかった。
俺は美琴を抱きしめ、夢中でキスをした。
突然のことで、美琴は俺にされるがままで、
立っているのがやっとだった。
俺は美琴が出す甘い声のせいで、なかなか
止めることが出来なかった。
そして、我に帰った時に恥ずかしくなり、
「じゃあ、頑張ってくる!」
と言って、現場に向かってしまった。
あの時、ちゃんと俺の気持ちを伝えるべき
だった。
そうすれば、あんなことは起こらなかったの
に・・・