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[HQ]. DREAM and LOVE (R18)

第2章 突然の誘い





『あれ、他校もいるの?』


音駒独特の赤いジャージ以外のジャージがチラッと見えた。


黒「あぁ。合宿中だからな。さ、はいれはいれ」


『ちょっ?!練習中じゃ?!って、押すな!』


黒尾に半ば強引に背中おされて体育館に入る。


研「…あ…翔羽…久しぶり…」


入って左、すぐ横に研磨が座っていて私に声をかけた。


研磨とも幼馴染み。


可愛い可愛い弟みたいなかんじ。


『研磨ーー!!会いたかったよーー』


ぎゅーっと研磨に抱きつく。


研磨「うん、俺も」


ふわっと研磨がスマホから私に視線をうつして笑った。


…天使だ←


研磨とは全然会えてなかったら本当に辞めたぶりかもしれない。


虎「じょ…女子…。け、け、け、けんまぁぁぁぁ!!!!お、お、お前に…カノジョがいたなんて…」


なんか、すごーく動揺して彼女の所がカタコトになって泣いている虎。


うん、これは気付いてねーな。わたしって。


『虎。研磨とは幼馴染みだから。それに私だから。翔羽』


虎「え」


ばっと起き上がって私にこれでもかって言うくらい顔を近付けてまじまじ凝視してくる。


虎「ああああああ!!!翔羽!?!?」


『そーゆーただろ…』


虎「す…すげぇ変わってて気付かなかった…」


顔を少し赤くし私から離れぼそぼそと小声になる虎。


女に慣れてないのがバレバレ。


『虎、それじゃあ一生彼女出来ないよ。もっと女に慣れなよ』


虎「…ぇっ」


しばらく虎がテンション落ちて音駒内がいつも以上に静かだったのは言うまでもない。



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