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制服少女と赤瞳少年【HP】

第13章 聖なる日を前に


一方少女はロンドンまで来ていた。
ダンブルドアに頼み1日のみロンドンまで買い物に出掛ける許可をもぎ取った少女はクリスマスプレゼントを買いにやって来ていた。
パブを出てマグルの街にやって来た少女は周りの会話に耳をすませ言語統一の魔法が効いているか確認してから散策を開始した。

「結構貰ってたのね…」

ポシェットの中にはダンブルドアから毎月お小遣いとして貰っていたお金をマグルのお金に換金したものが入っている。
無制限に貰うわけにも行かず毎月3ガリオンと決めて頂戴していた。
ダンブルドアとの交渉の結果3ガリオン(三学年だから)となったが初めはここでは言えないがもっと大金だったのだ。
最終的に少女が1、2年生の授業内容をしっかりと学び修めることで貯金に36ガリオンが追加され、月のお小遣いが学年ごとに上がるという条件が適用された。
(36ガリオンはホグワーツに通っていたら貰っていたお小遣いの額の合計だ。少女は遠慮したが生まれてから今までの小遣いを貯金に追加するという最初の案からしたらダンブルドア的にはとても譲歩である。)
と、過去の自分は貨幣価値がピンと来なかったが換金してみてもっと遠慮しておくべきだったということと、ダンブルドアの金銭価値が狂っているのではという思いが胸をよぎったのだった。


「アンバーとアンナのはもう大丈夫でしょ。あとはリドル君だね」

友人にはスノードームを購入した。
ここに来る前に一応ダイアゴン横丁も見たが少女のセンスが許せるデザインが無かったのはここだけの秘密である。

「魔法界のものはなんであんなにもダサいのかなぁ…」

それに比べマグルの街にあるものは少女からしたらアンティーク調で可愛らしいものやシックでデザインが良いものが多いと感じる。

「あっ!」

少女はあるショーウィンドウに引き寄せられた。
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