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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第14章 【縁下兄妹、東京へ行く】後編


「お前も良かったなっ。」

木兎は慌てて義妹を受け止める力に向かって言った。力はキョトンとする。

「え。」
「ハマれる妹が出来てよかったじゃねーか。」

裏表のない言葉は妙に力の心に響いた。

「はい。」

力は笑って答えていた。

「でも美沙を勝手にワシャワシャしたりはしないでください。」
「へ。」
「せっかくいい感じにまとまってたのに。」

赤葦が呟く。

「オチつけちゃうのはままコさんの影響なのかな。」
「どうだろう。」

成田が苦笑して返した。


その後はもう楽しくしかし混沌だった。

「美沙ちゃん、これ美味しいよー。」
「あ、ほんまや美味しい。」
「ちょっと雪絵、1人で食べ過ぎ。」
「えー、美沙ちゃんと半分こしたしー。」
「待ってあの量2人で食べたの。」
「う、すみません、つい釣られてもて。」
「清水先輩、美沙さんやっぱり白福さんに迫ってます。」
「流石ね。」
「美沙、いい加減にしとけよ。腹出てるって言ってなかったか。」
「うぐっ。」
「妹だからってそれセクハラじゃね。」
「大丈夫ですよ木葉さん、ままコさんはあまりそういう事で騒ぐタイプじゃないので。」
「あまりに鈍いから逆に心配なんだけどな。」
「ままコっ、もっと動画見せろっ。」
「木兎さん、それよりままコさんがライブ配信した時のログを見せてもらうといいですよ。」
「赤葦君っ。」
「微力ながらファン層を広げるのに貢献しようと思って。」
「色物はもう間に合ってるよ。」
「さらりとエグい事言うねー。」
「縁下君はままコさん絡まなくても辛辣(しんらつ)です、猿杙さん。」
「ちゅうかライブ配信の話まで拡散せんでも。」
「その顔でライブ配信してんのかよ。」
「木葉さん、やったっけ、顔出しはしてへんです。やってる時はスマホのカメラに付箋貼ってます。」
「アナログなセキュリティだな。」
「尾長ナイス突っ込み。」
「小見やんもログ見せてもらおーや。」
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