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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第40章 【トラブルドゥトラベリング】その6


稲荷崎の2年生に出くわす、宮侑と義兄が電話口でバトル、慣れない着物姿に扮装、宮治にまで気に入られて宮兄弟に無許可抱っこをされる、写真を撮ったはいいがよりにもよって及川に誤送信と1日で色々有りすぎた。
そんな状況を経て烏野高校男子排球部所属の1年及びパソコン部所属の1年の異色グループはやっと宿泊先に戻ってくる。

「めっちゃ疲れた。」

パソコン部所属、縁下美沙が背中を曲げてフラフラしている。

「何かもう怒涛の一日だったね、楽しかったけど。」

男子排球部マネージャー、谷地仁花は苦笑している。一番あおりを食ったのは彼女であろう。

「疲れたのはこっちなんだけど。」

男子排球部、月島蛍がブツブツ言うと美沙はええいやっかましいっと叫んだ。

「私かてまさか稲荷崎の皆さんに出くわすなんて思わんっちゅーにっ。」
「意図せず引き寄せちゃんもんね、美沙さんは。」
「山口、私は静電気か。」
「俺、美沙やっぱすげぇって認識した。」
「日向、何かちゃう。」
「セクハラ食らうのがすげぇのか。」
「影山もそっちちゃう。」

本当に疲れてきて美沙の突っ込みも少々雑になっている。

「もうええわ、はよ部屋行こ。」

呟く美沙に谷地がそうだね、と頷いた。

「じゃあ、みんなまた明日ね。」
「ほなねー。」

男子連中と別れた美沙は谷地と一緒に部屋へ引き上げるのだった。
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