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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第34章 【強引g his way】その5


「どうせこれもバレるんでない。」

さらりと言う冴子に烏養は言うなと呟いて縁下力をちらっと見る。
当の力は困ったような笑顔ですみませんと呟いた。

「罰は2人でちゃんと受けます。」
「えー、兄さんの強引巻き込みでまた感想文提出は嫌ぁ。」
「なぁ忠、あんなん言ってるけど前例があるのか。」
「美沙さんが縁下さんの忘れ物届けに青城へ突撃した時に。武田先生がそんな課題出したって聞きました。」
「吐きそう。」
「あああっ、嶋田さんしっかりしてくださいっ。」
「なぁ成田。」
「やめろよ木下。」
「まだ何も言ってねぇんだけど。」
「言ってて稲荷崎が居たらどうするって話だろ、フラグ立てるのはやめよう。」
「大丈夫じゃね、関西だし。」
「文化祭に梟谷まで引っ張ってきた美沙さんだぞ、楽観視出来ないだろ。」
「大地、どう思う。」
「俺も成田に賛成だよ旭。」
「これで稲荷崎が来たらもう美沙ちゃん最強説。」
「スガ、笑い事じゃない。」
「清水先輩。」
「私達もできるだけ美沙ちゃんを守ってあげましょ。」
「来ちゃう前提なんですね。」
「決意する潔子さんが美しすぎる。」
「同感だぜノヤっさん。だがしかし縁下妹の謎体質はマジでもう勘弁してもらいてぇ。」

田中龍之介が願うように呟くと成田がそうだな、と同意した。

「でも多分烏養さんが一番そう思ってるだろうな。」

そのとおりだった。
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