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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第25章 【パニック at the 文化祭 後編 その1】


「あ、悪い、つい。」
「せやから君はついで人を持ち上げるんかいな。」
「うちの主将を叩こうとすっからだろー。」
「まず君んとこの主将さんがいらんことばっかし言うんを止めたってぇな。」
「あ、それは無理。」
「待てコラ黄金川。」
「黄金川君駄目でしょ、前もこの子が働いてるお店でやっちゃったのに。」
「スンマセン滑津さんっ。」
「何だままコ前にもあいつに持ち上げられたんか。」
「どうか聞かないでください花巻さん、何でこうなるんだ。」
「縁下ドンマイ。」
「でも縁下はとりあえずヤバいオーラを引っ込める所から始めよう。」
「ずるい美沙ちゃん持ち上げるとか俺もやりたいっ。」
「今すぐそこの壁に埋められたいかこのボケ川。」
「ヘラヘラままコに触りやがってあのでかい1年。」
「京谷、睨むな睨むな。」

これだけでも大概な話で縁下力は困ってしまいそろそろ黄金川に義妹を降ろしてもらえるよう声をかけようとしたのだが

「美沙さんっ。」

伊達工のリベロ、作並浩輔が決定的な叫びを上げた。一体何事かと持ち上げられた美沙は作並を見下ろし、勿論その場にいた他の連中も作並に注目する。
まさかの注目具合に動揺した様子でしかし作並は恐る恐る言った。

「ごめん、僕の身長からだと、その、下着が」

たちまちのうちにその場にいた全員の空気が凍った。そしてしばしの沈黙の後

「ふっぎゃあああああああああああっ。」

当然のように縁下美沙の悲鳴が上がったのであった。
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